• オイル性状の試験

    合成ベースオイルと鉱油ベースのエンジンオイルにプラス91を添加した時のオイルの性状を下表に示します。測定結果によるとオイルの粘度は40℃最大で10%上昇しますがオイルの規格番丁を外れることはありません。
    試料は、エンジンオイル4Lに「プラス91」を1缶(325cc)添加して作成。

    添加前後の性状表

    「プラス91」をメーカー純正 SN 0W-20 に添加する前後の分析試験結果を下表 1. に示します。また、自動車用エンジンオイルの酸化安定度試験法に基づく添加前後の試験結果を下表 2. に示します。これた分析試験の結果から「プラス91」はメーカー純正 SN 0W-20 に安心して使用できます。
    試料は、エンジンオイル4リットルに「プラス91」を1缶(325cc)添加して作成。

    (表1.)添加前後の分析試験表

    (表2.)酸化安定度試験

    フィルターの通過性試験

    プラス91のシール性能がフィルターの濾過機能に及ぼす影響に付いて行った試験の結果を以下に示します。なお、フィルターは現在最も多く市販されている製品を選択の上実施しました。

    試験の概要

    試験結果(定格流量10L/minにおける圧力損失値)

    以上のようにフィルターに影響ない状態で試験を終了しました。

    パネルコーキング試験

    オイルが高熱に曝された時にエンジン内部で残炭物(カーボン)が付着する傾向を見るため、「プラス91」を添加したオイルと、無添加オイルで行った試験結果を以下に示します。

    試験の概要

    100℃にしたオイル300mlを、300℃と310℃に加熱したアルミニウム製パネルの表面に、ブラシを回転させて15秒跳ねかけ、45秒停止する間欠方法を連続して3時間行った後、パネル上に付着している残留物の量を測定しその良否を測定する。

    試験の条件

    試料油

    • A社製鉱油系オイル
    • A社製鉱油系オイル + プラス91

    試験の結果

    考察

    オイルの性質によりパネルに付着する残留物の量は異なるが、今回は、同一のオイルを基に試料油の調整を行った。結果から「プラス91」を添加するとオイルの清浄分散性は向上すると判断できる。